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拭はばや

a0019386_11573871.jpg唐招提寺展へ行ってきました。
随分以前ですが、奈良の唐招提寺へも行きました。思いっきり季節外れのひとり旅のお陰で、あの広い唐招提寺を独り占めして、ゆっくりとさせていただいたことを思い出します。

東京/上野にお出ましになられた盧舎那仏は、台座と光背を奈良においてこられたようで、なんとなく寂しげに見えました。
それでも、その堂々としたおおらかなお姿は、その前に立つ者に安心感を与えてくれます。
少しでも近くで……とたくさんの人たちが盧舎那仏のすぐそばへ群がっているのを余所に、今回もまた、少し離れた場所でしゃがみ込むわたし。そう、仏さまと目が合う場所を探していたのです。
大きな仏さまの場合は、どうしても遠くになります。
団体でいらしたおばさまやおじさまから「???」と奇異の目で見られつつ、少し遠くでしゃがみ込み、しばし仏さまに見られている幸せを感じてきました。

それから、お寺では絶対に叶わないこと=盧舎那仏のお背中を拝見してきました。
光背をおいてこられたので、お背中が拝見できるのです。
大きな大きな広い広いお背中でした。
ああ、この広い大きなお背中で、人々の祈りや哀しみを一身に背負われているのだなと、有り難い気持ちになりました。

鑑真和上像にも、感銘を受けました。幾多の困難を乗り越えて日本へ渡来された、その生涯の波乱をみじんも伺わせない、それはそれはおだやかな静かなお姿でした。

記念にと思い、お香を買いました。
「きんもくせい香」は、珍しいなと思ったのと、その甘い香りに惹かれて。
「鑑真香」は、背がすっと伸びるような、すこしスパイシーな香りがします。

奈良の唐招提寺の裏手にある松尾芭蕉の「若葉して御めの雫拭はばや」を思い出しました。
誰かのために、なにかをしたい。そう思った一日でした。

しあわせは、誰かの役に立てること。
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by sally_brown | 2005-03-11 11:58 | いのち | Comments(0)