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鴻上尚史のごあいさつ 1981ー2004/鴻上尚史

第三舞台の演出家・鴻上尚史さんが、公演のたびに書いていた「ごあいさつ」をまとめた本です。
「ごあいさつ」は、大学ノートに手書きで書かれていて、それをコピーして客席に一枚ずつ置かれていました。



平成16年(2004年)に出版されてたこの本を知ったのは、うかつにも今年の春先でした。
あわてて、ネットで購入しました。その時点では残り2冊でした。
わたしには、どうしてももう一度読みたい「ごあいさつ」があったのです。


第30回公演『朝日のような夕日をつれて '97』の「ごあいさつ」です。


6年ぶりとなるこの公演。
6年前の第24回公演「朝日のような夕日をつれて '91」も観ていましたが、やはりスーツ姿で並び、オレンジ色をバックに高々と拳を振り上げる彼らは、背中からゾワゾワっとするほど美しかったことを覚えています。

その日は開演ギリギリで滑り込んだため、いつものように座席に置かれている「ごあいさつ」は、自宅に帰ってから読みました。
何故か判らない涙が流れました。何か判らない勇気を貰いました。
それ以来、この大学ノートに手書きで書かれたコピーの「ごあいさつ」をずっと大切に持ち続けていました。
大切にしまい込んでいるだけで、滅多に読みませんでした。
凹んだときや悲しいとき、そんなときにだけ読み返しては、何故か判らない涙を流し、何か判らない勇気を貰いました。







とても悲しく落ち込んでいたある時期、
大切にしまい込んでいた「ごあいさつ」を見つけて読み、
やはり、何故か判らない涙を流しました。
しかし、何か判らない勇気は見いだせませんでした。









わたしは、大切にしていた「ごあいさつ」の紙を捨ててしまいました。










時が経ち、わたしは「ごあいさつ」を捨てたことを激しく後悔しました。
あの日わたしは、自分がなくしたものしか見えていませんでした。
実は手に入れていたものを見失っていたのです。
もう二度とあの「ごあいさつ」で、何故か判らない涙を流し、何か判らない勇気を貰えなくなりました。





この本を手に入れて、真っ先にこの第30回公演『朝日のような夕日をつれて '97』の「ごあいさつ」を読みました。
やはり、何故か判らない涙を流しました。
そして、今度はちゃんと何か判らない勇気を見出せたのです。







鴻上尚史さんの書くころころっとしたかわいらしい手書きではなく、活字になっていることだけが残念です。
あれってちゃんと清書していたのか……この本を読んで初めて知りました。






鴻上さんの文章はどれも、笑わせてくれるようで、絶対泣かせます。
なんか、ずるいような気がします。
やっぱり彼は役者じゃなくて演出家になってよかったんだと、本人に同感しちゃいます。







よろしければ、読んでみてください。
気に入っていただけると、さりも嬉しいです。
ライフログに入れました。サイドバーの下です。

んじゃ





しあわせは、「じゃあ行こうか」「ああ、行こう」と言い、それでも待つこと。








追悼:忌野清志郎さん


第三舞台の公演は、いくつも観ました。

いつも開幕までの時間に客席に流されていた

忌野清志郎さんの「トランジスタ・ラジオ」。

わたしの一番好きな清志郎さんの歌でした。

清志郎さんの歌詞はどれも、

誰も傷つけない、優しいメッセージでした。
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by sally_brown | 2009-06-19 23:03 | ほんのきおく | Comments(0)

a warm puppy, knowing who you are, being glad you're you.


by sally_brown(さり)