HAPPINESS IS .......

goodgrief.exblog.jp
ブログトップ

<   2005年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

藤棚に思うこと

もう少ししたら、藤の花がきれいに咲く。
丹誠込めた藤棚は、紫色の花のオーロラのように美しい。

実家の裏のお家には、おじいさんが同居していた。わたし自身は挨拶程度で、あまり親しくお話しする機会もなかったが、母は、庭を丹誠するおじいさんと塀越しに世間話をしていたようだ。時折、柿をいただいたり、塀を越えて伸びてきた梅の枝をいただいたりしていた。
おじいさんが亡くなられた時、母はとても悲しんだ。娘として思いがけないほど、母の泣く姿を見て「ああ、早くに亡くなって、親孝行できなかったじいちゃんに孝行しているつもりだったのかな」と思った。

おじいさんが亡くなられたあとには、可愛がっていた九官鳥が残された。
その家のお母さんの明るい笑い声と、亡くなったおじいさんのくしゃみをとても上手に真似する九官鳥。しんとした、裏のお家から、その真似声が聞こえてくる。切なかった。
おじいさんの初七日の日、九官鳥は逃げていなくなったという。
きっと、おじいさんを追いかけたのだろうと思っている。

藤の花が咲くこの季節になると、毎年あのおじいさんと九官鳥を思い出す。

しあわせは、亡くなった方を忍ぶこころ。


[PR]
by sally_brown | 2005-04-28 13:18 | はるなつあきふゆ | Comments(0)

もらわれていきました

以前にご紹介したイラストレーターの友人のデビュー絵本

別の友人の子供に楽しんでもらおうと思い、あげちゃいました。
わたし用記念には、また買えばいいしね。

保育園に通いはじめた友人の息子。まだ字を読めるようにはなっていないらしいけど、読み聞かせで「ここだよ!!!」って、親子一緒に楽しんで欲しい。
ママである友人は、絵本作者ともちょろっと知り合い。
だから、嬉しさも倍増。「すごいね、頑張ったんだね」と自分のことのように祝ってくれた。
「もう、ボロボロになるまで読んで聞かせるわ!」ってとっても喜んでくれた。
あの「ここだよ!」絵本だって、わたしの本棚で記念として飾られるより、ホントに子供と一緒に暮らしたら、きっと本望だよね。ぼろぼろになるまで、角が丸くなっちゃうまで読み込んでほしい。

a0019386_935285.jpgということで、あの「ここだよ!」は、こども賞受賞作らしく、こどもの手もとにもらわれていきました。一緒に遊んで、すくすく育ってね。



しあわせは、いろんなことが出来るようになっていく子供。
[PR]
by sally_brown | 2005-04-22 09:37 | おともだち | Comments(0)

葉っぱ再生!

a0019386_1155286.jpg昨年の台風のとき、翌朝ベランダで見つけた葉っぱ、多肉植物だよね? これ、あの別名「金のなる木」といわれている奴でしょうか? 
一枚だけ、風に飛ばされてうちのベランダにポツン……。
何日間か別に気にすることもなく放っておいたんだけど、久しぶりに晴れた日に捨てようとしたら、なんと葉っぱからちいさなちいさなほっそ〜〜い根が生えていた。
なんという生命力だろうか、どんな環境におかれてもなんとか生き延びようとする力。
しばしベランダで感動に浸る。もう捨てられない。ちいさな鉢の土に乗せるように植えて、ずっと見守ってきた。
なかなか変化がなかったんだけど、ここんとこの陽気に誘われたのか、どんどん葉っぱが出てきた。嬉しい、よかった。おっきくなってね。

でも、この葉っぱの成長のために「最初の葉っぱ」は、力尽きて萎んでしまった。
その身を挺して、このちっちゃな葉っぱたちを残してくれた。
ありがとう、そしておつかれさま。大事に育てるよ。

しあわせは、引き継がれる生命。
[PR]
by sally_brown | 2005-04-15 11:56 | はるなつあきふゆ | Comments(0)

桜の花の満開の下

a0019386_1157459.jpgポッカリと時間が空いたので、近くの公園へ出かけた。
満開を迎えた桜の下、花見の人出も満開状態。ブルーシートを広げて楽しげな宴会集団、子供とともに遊ぶ和やかなファミリー、愛犬とじゃれあうカップル。それぞれが桜を背景に、まぶしく見える。

時折、強い風が吹く。サワワという音とともに、桜の花びらが人々の上に降り注ぐ。
ブルーシート集団からは歓声が上がり、子供は花びらを追いかけてはしゃぐ。
まさに「花吹雪」だ。明るい陽光のもと、春爛漫とはこのことか。
気付くとベンチの脇には、花びらの吹きだまり。眺めながら、ふと思った。

「ああ、この花びらは桜の屍なんだな」

堅いつぼみから徐々に膨らみ、やがて華やかに咲く桜。そして一陣の風に吹かれ、散っていく。
パッと咲き、パッと散る……そこに人の生き死にの潔さを重ねあわせて見た時代は去った。
そう思うと、降り注ぐ花びらが健気に見えてきた。

散りとうて 咲く花もなし さくらばな
咲ききってのち 命つきなば (さり)

しあわせは、花ののちに芽吹く新緑。
[PR]
by sally_brown | 2005-04-11 11:59 | はるなつあきふゆ | Comments(0)

ひとりだけのお祈り

今現在、バチカンでは厳戒態勢の中、宗教/国を超え200万人以上ともいわれる人が集まり、ヨハネ・パウロ2世の葬儀が行われている。
テロ対策として、さまざまな兵器も用意されている、少しそれが悲しい。

わたしは、昼過ぎに近くのカトリック教会へ行ってきた。
意外にも、誰も居ない。
御御堂の説教段の横に、少しお若い頃の微笑まれた法王のお写真が掲げられ、
白い百合の花が手向けられていた。

誰も居ない御御堂で、わたしはその御写真の前にひざまずき、静かに祈りの時間を過ごした。
幼稚園で覚え、未だに忘れていないお祈りをお唱えした。
「パパ、どうか安らかに。そして、遠い日本にお出でいただき、ありがとうございました。あの日の感動と感謝の気持ちは忘れません。パパが争いのない平和を願われたお気持ち、わたくしも忘れず生きていきたいと思います。ありがとうございました」
静かなひととき、わたしはパパ=ヨハネ・パウロ2世と共に時間を過ごせた気がした。

しあわせは、分け隔てなく愛されるということ。
[PR]
by sally_brown | 2005-04-08 19:49 | いのち | Comments(0)

ヨハネ・パウロ2世

お亡くなりになった。
人はいつか死にゆくものと知ってはいても、奇跡を望まずにはおられなかった。
心安らかな最期をお迎えになり、天国への扉を通られたと信じたい。

法王が日本においでになったとき、飛行機のタラップから降りられて、
日本の地にキスをし、祝福をお与えくださる映像。
なぜかテレビの前で正座してみていた。
その祝福で、弾圧された切支丹の方々がどれほど救われたかと思い、
涙が止まらなかったことを思い出す。
ハライソを信じて、過酷な拷問に耐え、そして死んでいった人たち。
心ならずも踏み絵を踏み、その良心の呵責を一生背負って生きた人たち。
その人々が、あの一瞬にすべて天に昇ったように感じたものだ。

法王は、過ちを認めることを恐れない方だった。
その勇気をお持ちだった。

宗教とはどの道を選ぼうとも、しあわせを祈るもののはずだ。
法王の最期の言葉と伝えられる「アーメン」に、それはすべて込められているように思う。

しあわせは、だれもがしあわせになれること。
[PR]
by sally_brown | 2005-04-03 13:30 | いのち | Comments(0)

a warm puppy, knowing who you are, being glad you're you.


by sally_brown(さり)